~「体質だから…」は卒業。薬剤師が教える“風邪に強い体”の作り方~
「また風邪ひいたの?」と言われたら危険信号
気温差のたびに風邪をひく
寝不足になるとすぐに喉が痛くなる
冬になると毎年体調を崩す
こうした症状、実は「体が弱いから」ではなく、“免疫バランスの乱れ”や生活習慣に原因があることがほとんどです。
今回は、薬剤師の視点で「風邪をひきやすい人の共通点」と「今日からできる科学的な対策法」をわかりやすく解説します。
🔍 風邪をひきやすい人の共通点5つ
① 睡眠の質が悪い
科学的根拠:
スタンフォード大学の研究によると、1日6時間未満の睡眠を続けた人は、7時間以上の人に比べて風邪にかかるリスクが4倍高くなることがわかっています。
🩺 対策:
- 寝る1時間前のスマホは控える
- 就寝前は湯船につかり、深部体温を一度上げてから下げるのが◎
② ビタミンDが不足している
科学的根拠:
ビタミンDは、免疫細胞であるT細胞・マクロファージの活性化に必要不可欠。2020年のBMJに掲載されたメタ分析では、ビタミンDサプリが風邪・インフルエンザの予防に有効という結果も出ています。
🩺 対策:
- 1日10〜15分の日光浴(手の甲でもOK)
- 食事では「鮭・卵・きのこ類」がおすすめ
- 冬はサプリで1000IU/日程度を目安に補給も◎
③ 腸内環境が乱れている
科学的根拠:
腸は免疫細胞の約70%が集中している「免疫の司令塔」。腸内フローラのバランスが乱れると、病原体への抵抗力が落ちます。
🩺 対策:
- プレバイオティクス(食物繊維・オリゴ糖)+プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌)を意識
- 「納豆+味噌汁+野菜」で整う
- サプリなら「ビオスリーHi」「ミヤリサン」なども◎
④ ストレスをためこみやすい
科学的根拠:
慢性的なストレスは、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌増加→免疫細胞の働き低下というメカニズムで、風邪や感染症にかかりやすくなります。
🩺 対策:
- 運動や入浴、瞑想で「副交感神経」を刺激
- カフェインの過剰摂取は自律神経の乱れに
- 毎日5分「何もしない時間」を意識的に取る
⑤ タンパク質が不足している
科学的根拠:
抗体・免疫細胞・酵素など、免疫に関わるほぼすべての物質は「タンパク質」から作られます。慢性的な不足は風邪・感染症のリスクを上げる原因に。
🩺 対策:
- 毎食、肉・魚・卵・豆類を意識して摂る
- コンビニでも「ゆで卵」「サラダチキン」でOK
- 筋トレをしている人は、1日体重1kgあたり1.5gが目安
💊 薬剤師おすすめの“風邪予防サポート”サプリ3選
サプリ名 | 主成分 | 特徴 |
---|---|---|
ネイチャーメイド ビタミンD | ビタミンD 1000IU | 安価で続けやすい。1日1粒でOK。 |
ビオスリーHi錠 | 乳酸菌・ビフィズス菌・酪酸菌 | 腸内環境を総合的に整え、免疫を底上げ。 |
NOW Foods アストラガルス(黄耆) | 免疫賦活ハーブ | 免疫力UPと疲労回復をサポート。中医学でも使われる成分。 |
✅ まとめ:風邪を防ぐ=習慣の見直しがカギ
風邪をひきやすい体には、必ず“原因”があります。
「睡眠・腸・栄養・ストレス」の4つを整えるだけで、風邪だけでなく
✔ 肌トラブルの減少
✔ 集中力や体力の向上
✔ 清潔感のある印象アップ
など、全方位に良い変化が起きます。
「風邪は誰でも引くもの」と思わずに、自分の生活を“整えるきっかけ”にしてみてください。
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