🛌 薬剤師がすすめる「夜ぐっすり眠るための習慣」

健康

~疲れが取れないあなたへ、眠りの質を上げる処方箋~


🧠 はじめに

「寝つきが悪い」
「夜中に何度も起きる」
「起きても疲れが残っている」

これらの悩みは、**ただの“寝不足”ではなく、睡眠の“質の低下”**が原因かもしれません。
薬剤師として睡眠改善薬・サプリの相談を受ける中でわかったのは、生活習慣の少しの見直しが、眠りの質に大きく影響するということ。

今回は、働き盛りの男性が毎日ぐっすり眠るために今日からできる習慣を、科学的根拠をもとにわかりやすく解説します。


☑️ 1. 「入眠スイッチ」は朝に決まる!光を浴びよ


なぜ朝が重要?

人の体内時計は、24時間より少し長めに設定されており、毎朝「リセット」して正しいリズムを作る必要があります。

そのカギとなるのが、“朝の光”

📚【根拠】
朝に日光(2500ルクス以上)を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌リズムが整い、約15~16時間後に自然と眠気が訪れるようになります。

🧴薬剤師のポイント:
「眠りに悩む方ほど、朝起きたらカーテン全開+ベランダや玄関先で光を浴びることから始めてください」


☕ 2. カフェインの「見えない影響」に注意


カフェインの作用時間は?

摂取後、約30分で効き始め、半減するのに4~6時間。つまり、15時以降のカフェイン摂取は、22時になっても眠気を妨げている可能性があります。

📚【根拠】
ある研究では、就寝6時間前のカフェイン摂取でも、睡眠時間・深さが有意に低下するというデータも。

🧴薬剤師の視点:
「コーヒー以外にも、緑茶・紅茶・栄養ドリンク・チョコレートなど“意外なカフェイン”に注意を」


🛁 3. 寝る90分前の入浴が効果的


体温と眠気の関係

人は深部体温が下がるときに自然と眠くなります。
逆に体温が高いままだと、脳も活動モードのまま。

📚【根拠】
・就寝の90分前に40℃のお湯で15分間の入浴を行うと、深部体温が一度上昇し、
 その後の低下がスムーズになり、入眠がスピードアップ&睡眠の深さが向上することが示されています。

🧴薬剤師の視点:
「シャワーだけで済ませる男性が多いですが、**夜の入浴は“最高の天然睡眠薬”**になります」


📱 4. 就寝30分前は「スマホ絶ち」


ブルーライトが与える影響

スマートフォンやパソコンの光(特に青い波長)は、メラトニンの分泌を抑制してしまい、脳が“昼”だと勘違いしてしまいます。

📚【根拠】
・寝る前1時間のスマホ使用で、メラトニンの分泌量が平均22%低下
・睡眠の質も時間も低下することが複数の研究で証明

🧴薬剤師の視点:
「寝室は“スマホ持ち込み禁止ゾーン”にしてみましょう。
 代わりに、**紙の本やアロマ、音楽など“リラックスできるもの”**を」


💤 5. 睡眠に効く栄養素・成分を味方にする


睡眠をサポートする成分例

成分名働き含まれる食品・サプリ例
トリプトファンメラトニンの材料牛乳・バナナ・納豆・豆腐など
GABA脳の興奮を抑え、リラックス促進GABAチョコ・サプリ
テアニンα波を増やしてリラックス状態に導く緑茶・テアニンサプリ
マグネシウム神経の興奮を抑えるナッツ・海藻・サプリ

🧴薬剤師のポイント:
「食事から取りにくい場合は、**“GABA配合チョコレート”や“睡眠サポートサプリ”**を取り入れるのもOK。
ただし、睡眠薬や抗不安薬との併用は要相談です」


✅ まとめ|ぐっすり眠るには「日中の行動」がカギ


今夜から実践できる5つの習慣

  1. 朝の光を浴びる(体内時計のリセット)
  2. カフェインは午後3時まで
  3. 寝る90分前にぬるめのお風呂
  4. スマホは寝る30分前にオフ
  5. 食事+サプリで“眠れる体”をつくる

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